精神科での作業療法をきっかけに編み物を始めた経験と,そこから得られた気づきについて綴ります.
きっかけは作業療法での出会い
精神科の検査入院中に作業療法を受ける機会がありました.塗り絵や数独パズルなど,様々な選択肢がある中で,私は以前から興味を持っていた編み物に挑戦することを決めました.
編み物への素朴な疑問
私の中では常に以下のような疑問が渦巻いていました:
- 縫物と違って糸で固定されていないのに,なぜ形が保てるのか?
- 編むという行為だけで,どうやって立体的な品物が作れるのか?
- 毛糸の色の変わり目は,どのように処理されているのか?
これらの疑問を持ちながらも,独学での習得には自信が持てませんでした.しかし,作業療法という形で指導を受けられる機会に恵まれ,この挑戦を決意しました.
かぎ針編みとの出会い
意外な発見
それまで編み物といえば「2本の棒針を使用する」というイメージが強かったのですが,作業療法を通じて初めて「かぎ針編み」の存在を知りました.
初心者向けの選択
指導者の方から,「初心者にはかぎ針編みの方が取り組みやすい」とアドバイスを受け,かぎ針編みからスタートすることにしました.
基本のテクニックと気づき
学んだ基本テクニック
- くさり編み
- 細編み
- 引き抜き編み
- 中長編み
- 長編み
- 増やし目
- 減らし目
実践からの学び
これらの技法を使って,3段の円を作ったり,立体物に挑戦したりする中で,重要な気づきがありました.特に,糸を持つ側の手の張加減が作品の仕上がりに大きく影響することを学びました.
今後の展望
この経験を活かし,今後は実際に作成した作品も順次紹介していければと考えています.編み物を通じて得られる気づきや楽しみを,みなさんと共有できることを楽しみにしています.
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次回は作成した作品の紹介と,編み物を始めてから気づいた新たな発見についてお伝えする予定です.